無線LAN-FON2405E ― 2013年01月20日 23:11
(1) 既存ネットワークのIPアドレスを調べる
『ipconfig/all』と入力して、IPアドレスとサブネットマスクをメモっておきます。
(2) fonルーターに既存ネットワークのIPアドレスを設定する
●接続
PCとfonルーターのLANポート(COMPUTER=黒色)をLANケーブルで直結するか、
iPhoneなどで『MyPlace』にWi-Fi接続し、
(パスワードは、本体底面WPA key (ASCII) の右側にある10桁の英数字)
『http://192.168.10.1/』にアクセスすると、ログイン画面が表示されます。
●ログイン
パスワード『admin』を入力し、ログインします。
●無線セキュリティ設定
プルダウンでWiFiを選択します。
FON2405E |
工場出荷状態 |
設定例 |
|
WiFi |
SSID |
MyPlace |
WireLessAP123 |
暗号化 |
WPA/WPA2 |
WPA2 |
|
Crypto |
ミックス |
AES |
|
パスフレーズ |
半角英数10文字 |
1234567890abc |
|
モード |
n/g/b ミックス |
n/g/b ミックス |
|
チャンネル |
オート |
オート |
|
TXパワー(%) |
100 |
10 |
SSID:近所や通りがかりの人に見られてしまうことを考慮して名付けます。
暗号化:接続したい機器に合わせて選択します。
WPA2、WPAに対し、WEPはかなり脆弱になります。
WPA2とWPAの機器が混在する場合は『WPA/WPA2』にします。
Crypto:TKIPはAESより脆弱です。
接続したい機器が全てAESに対応していれば『AES』にします。
混在する場合は『ミックス』にします。
パスフレーズ:WPA/WPA2の仕様上は『英数8~63文字』です。
wikipediaによると13文字あれば十分だとか。。。
Wi-Fi接続時に必要なので、メモっておきます。
TXパワー(%):Wi-Fiは見通しの良いところで約100m飛ぶといわれています。
自宅をカバーして、ご近所の邪魔にならない程度に絞ります。
『完了』ボタンを押して『成功』と表示されたらOKです。

●ネットワーク設定
プルダウンでネットワーク設定を選択します。
FON2405E |
工場出荷状態 |
設定例 |
|
ネットワーク設定 |
IP |
192.168.10.1 |
192.168.0.100 |
サブネット |
255.255.255.0 |
255.255.255.0 |
|
DHCP |
On |
Off (※!) |
例では、先に調べたIPアドレスの頭3ブロックが『192.168.0』の場合です。
今後のアクセスは『http://192.168.0.100/』になるので、メモっときます。
サブネット:既存ネットワークと同じサブネットマスクを設定します。
『完了』ボタンを押して『成功』と表示されたらOKです。


※1 無線LANルーターをブリッジモードに設定する場合、
『DHCP』をOffにするのが定石です。
『DHCP』をOnのまま、既存LANに設置しても、
それなりに動く場合がありますが、LAN内に『野良DHCPサーバー』を
放つことになります。
そうすると、既存 DHCPと追加されたDHCPの組み合わせによりますが、
LAN全体が全く通信できなくなったり、通信が頻繁に切れ動作が不安定になります。
※2 『DHCP』をOffにすると、IPアドレスの設定が間違っていた場合、
LANを形成できないため、PC直結やiPhoneなどでWi-Fi接続しても
設定画面を表示できず、確認や修正ができません。
このような場合は、
無線LANルーターを初期化((4)参照)して最初からやり直します。
(3) fonルーターを既存ネットワークに接続する
●接続
モデム付きルーターなどの空きLANポートと
fonルーターのLANポート(COMPUTER=黒色)をLANケーブルで接続します。
電源を入れ、正面の3つのランプが左から『オレンジの点滅』『緑の点滅』『消灯』になれば接続完了です。
●確認
既存LAN回線から、先に設定したIPアドレス(例ではhttp://192.168.0.100/)にアクセスします。
ログイン画面が表示されたらログインして、WiFi画面を開きます。
iPhoneなどの無線デバイスで、先に設定したSSIDを選択します。
パスワードには、WiFi画面で設定したパスフレーズを入力します。
接続できたらインターネットにアクセスできるか確認します。
ログイン画面ではなく、この様な白紙の画面が表示されたら、

fonルーターを初期化して最初からやり直します。
(4) 初期状態(工場出荷)に戻すには
本体の『設定』ボタンを押したまま、電源を入れ、
そのまま30秒間、『設定』ボタンを押し続けます。

(5) 初期状態(工場出荷)
FON2405E |
工場出荷状態接続時 |
||
ログイン |
アドレス |
http://192.168.10.1/ |
|
パスワード |
admin |
||
ステータス |
WAN |
Proto |
DHCP |
IP |
- |
||
サブネット |
- |
||
ゲートウエイ |
- |
||
ネームサーバ |
- |
||
WiFi |
ESSID |
MyPlace |
|
チャンネル |
オート |
||
Crypto |
WPA/WPA2 |
||
FON |
ステータス |
オフライン |
|
ファームウエア |
4.0.1.4 |
||
稼働時間 |
00:00:00 |
FON2405E |
工場出荷状態 |
選択肢 |
|
ネットワーク 設定 |
IP |
192.168.10.1 |
|
サブネット |
255.255.255.0 |
|
|
DHCP |
On |
On Off |
|
インターネット設定 |
DHCP |
PPPoE 静的IP DHCP |
|
WiFi |
SSID |
MyPlace |
|
暗号化 |
WPA/WPA2 |
WPA/WPA2 WPA2 WPA WEP なし |
|
Crypto |
ミックス |
ミックス AES TKIP |
|
パスフレーズ |
10桁英数字 |
※1 |
|
モード |
n/g/b ミックス |
n/g/b ミックス g/b ミックス n/g ミックス N のみ g のみ |
|
チャンネル |
オート |
オート 1 2 3 ・・・ 13 |
|
TXパワー(%) |
100 |
10 20 30 ・・・ 100 |
|
パスワード |
admin |
設定 リセット |
|
システム |
再起動 出荷状態 |
||
言語 |
日本語 |
Italiano Francais Deutsch Espanol 日本語 English |
|
ファイヤーウォール |
Dest IP |
(空欄) |
|
Source Port |
(空欄) |
|
|
Dest Port |
(空欄) |
|
|
プロトコル |
TCP+UDP |
TCP+UDP UDP TCP |
(6) fonルーターの概要
工場出荷状態のFON2405Eルーターを、fonの説明書どおり既存ネットワークに接続すると家庭内に3つのLANができます。
●無線LAN機能とセキュリティ
|
MyPlace |
FON_FREE_INTERNET |
無線機能 の規格 |
IEEE802.11b (11Mbps / 22Mbps) IEEE802.11g (54Mbps) IEEE802.11n (65Mbps / 600Mbps)(2.4GHz帯のみ) |
|
セキュリティ |
WPA2-PSK-AES WPA2-PSK-TKIP WPA-PSK-AES WPA-PSK-TKIP WEP-104 |
なし |
FON_FREE_INTERNETにはセキュリティ設定はできませんので誰でもアクセスできます。
つまり、FON_FREE_INTERNETが出ている状態では、「第三者が自分に成りすましてインターネットへアクセスし、第三者のサーバーに迷惑行為を行うことも可能」な環境をつくってしまっています。
●接続モードの種類
ケーブルポートとDHCPの設定組合せで、4通りの接続が考えられます。
No. |
インターネット側のケーブル接続 |
DHCP サーバー |
FON_FREE _INTERNET |
|||
LANポート (COMPUTER) |
WANポート (INTERNET) |
On |
Off |
あり |
なし |
|
1 |
|
● |
● |
|
● |
|
2 |
|
● |
|
● |
|
● |
3 |
● |
|
● |
|
|
● |
4 |
● |
|
|
● |
|
● |
No.2 インターネット / LAN共に接続不可(ネットワーク異常)
No.3 インターネット接続可だがDHCPサーバーが2個存在するため、動作が不安定
No.4 ブリッジモード接続
一見、
No1以外のNo2~4はFON_FREE_INTERNETを出さずに使えそうですが、
No2, 3はネットワークとして正常に機能しないので、
実際にFON_FREE_INTERNETを出さずに使えるのは
『No4:ブリッジモード』のみとなります。
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